ROHSとフタル酸の分析工程や期間のあれこれ

ROHSとフタル酸の分析工程や期間のあれこれ

レディ

ROHS分析の流れ

ROHS分析では、試料のスクリーニングを行った後で専用測定器にてROHSに指定された有害物質を測定していきます。試験方法としては、定性分析と定量分析があり、定性分析では有害物質の有無のみが確認され、定量分析は有害物質の含有量まで測定を行います。検査コストは定量分析の方が高くなります。

フタル酸分析にかかる期間

2019年7月以降は、フタル酸エステル類の4種類の物質がROHS指定の有害物質として追加されます。現在ではフタル酸エステル類の検査機器も高性能化されてきていて、1試料あたり10分程度での検出が可能となりました。そのため、一つの製品を調べるのには1週間程度あれば検査が可能です。

有害物質に特定されているもの

最初のROHS指令施行後に指定された有害物質は、鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・ポリ臭化ビフェニル ・ポリ臭化ジフェニルエーテルの6種類でした。2014年からフタル酸関連の新たな4種類が追加となる検討が行われ、2019年からは、フタル酸ジニエチルへキシル・フタル酸ジブチル・フタル酸ブチルベンジル・フタル酸ジイソブチルの4種類も有害物質として追加されます。

ROHS指令の違反事例

ROHS指令の違反事例については、毎年2,000件から2,500件程度が報告されていて、そのほとんどが半田の中の鉛の含有率が高いことが理由になっています。ROHS指令に違反すると、ブランド名や製品の写真などが公開され、リコールの命令や製造中止などの制限がかかります。

ROHS指令における業者がすべき対応

ROHS指令を守るために業者としては、自社か専門調査機関にてROHS分析を行う必要があります。なお、ROHSの指定する有害物質が含まれていないことや定められた量以下であることを証明するROHS不使用証明書を用意しておくと良いでしょう。