ROHSの分析方法やフタル酸の概要をチェック

定量分析と定性分析の違い

指定物質が含まれているかどうかを検査するのが定性分析

定性分析は、ROHS指令に指定されている有害物質が含まれているかの身を調査します。具体的には蛍光X線分析という手法が用いられます。この検査は、定量分析と比較すると安価にて検査ができるため、ファーストステップの検査として行われることが多いです。

含有物質の量まで測定するのが定量分析

ROHS指令に指定されている有害物質の有無と、有害物質があった場合その量まで測定するのが定量分析です。ROHS指令に含まれている10種類の有害物質をまとめて調査してもらうことが可能で、おおよそ5千円から1万円にて検査してもらえます。

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試験管

ROHS指令で追加されたフタル酸エステル

ROHS指令が施行された当初は、有害物質は6種類のみでしたが、2015年の6月4日に欧州委員会がフタル酸エステル類の4種類の物質を有害物質として追加指定し、合計10種類となりました。フタル酸エステルは、プラスティックなどの可塑剤として使用されていて、プラスティックを加工しやすくすることに役立っています。しかし、環境ホルモンに影響を与えることが分かったため危険物質として扱われるようになり始めました。

フタル酸エステルの分析方法

フタル酸エステルを分析するには、前処理が必要で「溶解性のポリマーは溶媒溶解法」や「ソックスレー抽出法」などの手法が使用されます。溶解性のポリマーは溶媒溶解法では、試料を粉砕してアセトニトリルを混ぜる手法で、ソックスレー抽出法は試料を粉砕後サロゲートを混ぜる手法です。前処理後の測定は、ガスクロマトグラフ質量分析計という専用の分析計を使用します。ガスクロマトグラフ質量分析計を使用すると含有量まで調査が可能です。